
田臥勇太「バスケの面白さっていうのをどんどん感じてくる」

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2022/02/03 10:49
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「バスケの面白さっていうのをどんどん感じてくる」
田臥が言う「補う」とは思考だ。肉体が生み出す力は有限かもしれないが、イマジネーションは無限だ。頭と体がどれだけリンクできているか? 誤差の穴埋めができなければ未熟さを痛感する。そんな日々を過ごす。
「そればっかりです」
【2020-21シーズン ハイライト】#0 田臥勇太 YUTA TABUSE
format_quote「本当に毎日の練習、毎試合、『あの場面ではポジショニングの取り方はこうだった』『あの瞬間はオフェンスの組み立てはこうしないといけなかった』とか、その繰り返しです。日々の積み重ねによって、『自分の思い描くプレーにどうたどり着けるのか?』って想像するだけで、練習から楽しくて、刺激的で。歳を取れば取るほどありがたみというか、重みというか、バスケの面白さっていうのをどんどん感じてくるというか」
平均プレー時間「4分39秒」、それでも田臥勇太41歳が“戦い続ける理由”「コートにいてもベンチにいたとしても…」
format_quote「アスリートとして、一番といっていいほどお手本にしている方です。競技に取り組む姿勢とか考え方はもちろんなんですけど、自分はイチローさんの準備が印象に残っていて。前にドキュメンタリー番組を観た時に、シーズンの消化試合でその日の勝敗も決まっているなかで『もしかしたら打席が回ってくるかもしれない』と、最後の最後まで自分のルーティンを崩さず準備されていることを知ったんですね。いつどんな状況になってもいいように物事を怠らないところがすごいなって。僕なんか、とてもじゃないけど足元にも及ばないですけど、雑誌やテレビでイチローさんの言葉を目にする度に『自分も現役でいる限りは、そういう姿勢を大切にしたいな』って教えてもらいました」
イチローと重なる“プロ意識”