
【#フェデラー /サーブ】全盛期には最速220でkm/hを越え、無駄のない効率的で安定感のあるサーブ

ファーストサーブとセカンドサーブの差が少ないのも特徴。ボールタッチが非常に良いため両サイドに自在にコントロールできる。
【フェデラー】フェデラーのサーブをスローモーションで徹底分析【サーブ】
format_quoteサーブは、様々な球種を同じモーションで打たれるため、相手にとって非常に読みにくい。また通常は約180~190 km/hだが、勝負どころでは200 km/hを越える。全盛期には最速220でkm/hを越えることもあった[64][65][66]。無駄のない効率的で安定感のあるサーブのため調子の波が少ない。またファーストサーブとセカンドサーブの差が少ないのも特徴。ボールタッチが非常に良いため両サイドに自在にコントロールできる。
プレースタイル
format_quote〈Point 1〉
限りなく読みづらい……
裏をかくフェデラーのサーブ
プロは、サーブが読みにくいと言われます。それでもフォームやトス位置、グリップ位置、状況などから、ある程度読むことも可能です。ところが、フェデラーの場合、異なるサーブのはずが、同じように見えてしまうのです。
そのわからないフォームもさることながら、さらに素晴らしいのが”相手を読む力”。ここで、どんなコースに、どんなサーブを待っているのか? そういったことをことごとく外してくるのです。“読みづらさ”こそ、フェデラーのサーブの特徴と言えます。
〈Point 2〉
構えでは“両足が伸びている”のがフェデラー流
サーブの最初、前足に体重を乗せる構えの際、フェデラーは両足をしっかり伸ばしています。おそらく、これはフェデラーの中で“サーブを打つにあたり、最も快適な形”であるからなのだと思います。これがあるからこそ、一定のリズムでのサーブにつながる。フェデラーにとって当たり前の形となっているのでしょう。
フェデラーのサーブはこうやって打つ! 鈴木貴男プロによるテクニック解説
色んな角度から見るフェデラー様のサーブ(スロー)
format_quote〈Point 3〉
フェデラーのようにトスは“横から上げる”が正解
トスアップする際、フェデラーは(少し内側からですが)ベースラインとほぼ平行に横から上げていきます(前に出して上げるメリットは基本的にないのですが……)。構えでつくった体勢を崩すこともないので、ぜひ取り入れてみましょう。
〈Point 4〉
フェデラーのサーブで最も見習いたいのは“一定のリズム”
フェデラーのサーブの中で、最も参考になると思うのは、一定のリズムのフォームだということ。これは、フォームの中に力みなど無駄がないからこそできることです。体のどこをどうする、といったことよりも、フォーム全体が一定のリズムで動かすようにすることは、サーブの質を高めることにつながるはずです。
フェデラーのサーブはこうやって打つ! 鈴木貴男プロによるテクニック解説