
【#マジック・ジョンソン /選手名鑑】「ノールックパス」生涯通算アシスト数 レイカーズ歴代1位

中学時代からすでに仲間内で一番の長身で、運動能力も抜群だった。一試合で48点をあげたこともあったという。その頃からミシガン州でも有名な黒人がほとんどを占めるセクストン高校への進学を夢見はじめる。バスケットの強豪校として知られる高校でプレーし、スターとなることが彼の当時の一番の夢だった。
format_quoteマジック・ジョンソンに関しては、パスの技術についての評価が高い。彼のパスは多彩であり、誰もが予想しないパスをしばしば見せた。全く見ていない方向に繰り出す、いわゆる「ノールックパス」を得意とした。更にノールックパスをする選手の中でも、パスの前に2度3度とフェイクを入れたり、レッグスルーやハンドリングなどの複雑な動きを絡めたりするノールックパスは彼独自のものである。特にパスの前のフェイクの巧さ、複雑さは凄まじく、めまいを誘うような連続シュートフェイク、パスフェイクに相手選手はわけが分からなくなりその場に棒立ちになってしまうことが多く、また相手選手のみならずカメラマンまで引っかかってしまい、まだボールを持っているマジックを画面から消してしまうこともあった。
プレースタイルと記録
【NBA】 マジックジョンソン 本当に凄い技
format_quoteスポーツジャーナリストやNBAアナリストとして有名なスティーブン・A・スミスは自身がコメンテーターを務める『ESPN』の番組『First Take』で「マジック・ジョンソンはサイズがあって力強く、怪我の耐性もあり、そしてパスに関してはバスケットボールの歴史上彼に並ぶものはいなかった。典型的なポイントガードのイメージ、またポイントガードはどうあるべきかという面において、マジック・ジョンソンは別格だ」と評した。
生涯通算アシスト数は10,141で、レイカーズ歴代1位、NBAでも歴代4位。プレーオフの通算アシスト記録2,346を保持。1983年、1984年、1986年、1987年と4度リーグのアシスト王。1試合当たりの生涯平均アシスト数は11.2で歴代1位。歴代最長の46試合連続2桁アシスト等、アシストに関する多数の記録を持つ。ジョン・ストックトンやジェイソン・キッドなどパスの名手と比較しての彼の特徴は、先述のノールックパスを生かしたファストブレイクでのパスの裁き方で、早い展開でのとっさの視野の広いプレーをした。
プレースタイルと記録
【コート上の魔術師】マジック・ジョンソン『Legend Story』【NBA Rakuten】
format_quoteマジック・ジョンソン以降、彼にあこがれて長身でもポイント・ガードでプレーすることを希望する選手が増えたが、チームに他に長身でリバウンドやポストプレーをこなせる選手がいないとセンターやフォワードへの転向を余儀なくされてしまう例が多い。オーランド・マジックに1993年にドラフトされたアンファニー・ハーダウェイは201cmのポイント・ガードだったが、その後得点力を生かすためにシューティング・ガードに転向させられている。ミネソタ・ティンバーウルブズに1995年にドラフトされた高卒選手、ケビン・ガーネットは「史上初の7フィート(213cm)のポイント・ガードになりたい」と語っていたことがあるが、チーム事情もありスモール・フォワードから後にはパワー・フォワードでプレーしている。実際の身長は213cm以上あるらしいが、211cmと公表しているのは本人の抵抗の現れと見る向きもある。一方、フォワードということになっているラリー・バード(206cm)や元シカゴ・ブルズのスコッティ・ピッペン(201cm)はボールさばきやアシストパスも非常に巧みで、実質的にはチームのポイント・ガードをこなしていた例もある。
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マジック ジョンソン
format_quote1987年、1989年、1990年にレギュラーシーズンのMVPを受賞。1983年から1991年まで9年連続でオールNBAファーストチームに選出。オールスター戦には1980年から1992年まで13年連続で選出。このうち1990年と1992年はMVPを受賞。プレーオフでは、1980年、1982年、1987年にファイナルMVP受賞。
1996年には、「NBA50年の偉大な50人の選手」の一人に選ばれた[3]。2002年にはバスケットボール殿堂入りを果たした。
ESPNが発表した「歴代最高のポイントガードTOP10」では1位である[1]。
2019年NBAアウォーズにて、ラリー・バードとともに生涯功労賞を受賞した[4]。
練習の必要性を熟知している一人でもあり、「どんなプレイヤーでもベストを尽くして練習しなくては、最高のプレイをすることができない。」と語っている
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